お名前.com VPSのスペック
・月額 : 2,457円~
・ディスク容量 : 120GB
・メモリー容量 : 1GB~1.5GB
・初期費用 : 5,250円(今だけ無料)
※スペック、金額等の詳細はこちらで確認 ⇒
そもそも
VPSって何? と思っている方もいるかもしれませんので軽く説明を。
VPSとは
【Virtual Private Server】(仮想専用サーバ)の略で、サーバーマシンをまるごと一台ソフトウエア的に再現したサービスです。⇒ wiki:バーチャル・プライベート・サーバ
サーバーまるごと一台の機能が自由に使えるので最高管理権限であるrootが使えます、故に必要なミドルウエア(PHP、MySQL、etc)等も自由にインストール可能でメモリー配分も自由です(制限はありますが)。
但し自由にいじれるということはリスクを伴います、危険なアプリを入れたり、間違った設定をすることでサービスが不安定になったり、時にはフリーズしたりすることもあります。
VPSとは専用サーバーと同じで自己管理自己責任が基本なのです。
とはいうものの、最近のVPSはコンパネが用意されていて(コンパネで可能な操作をしている範囲では)、初心者でも比較的簡単に扱えるようになっています、逆に言うとコンパネで用意されている操作以上のこと行うにはLinuxの知識が必要になります。
そしてVPSのもうひとつのメリット(rootが使えるのと同じくらい便利な特徴)は、クリックひとつでリブートや初期化(OSの再インストール)が可能なことです、一般的に専用サーバーではOSの再インストールは有料だし時間もかかります、VPSの場合はクリックして5分も待たずに初期状態のマシンが手に入ります。試行錯誤していてわからなくなったら即初期化!これでもう怖いものナシです(笑)。
※私の場合一日に10回以上初期化したこともあります(お名前さんゴメンナサイ)。
さて、お名前.comのVPSサービスにOpenPNE3をインストールする場合ですが、初期インストールされているPHPのバージョンが低いために、PHPのバージョンを手動で5.2.xまで上げる必要があります、そして多くの人がこの作業で挫折するようです。
お名前.com 初期インストール : PHP5.1.x
OpenPNE3 ターゲットバージョン : PHP5.2.3以上 5.3未満
以下に、私が行った手順を記しておきます。
- 一般作業ユーザーの作成
- SSHが利用できるようにファイヤーウォールを設定
- phpMyAdminのコンパネからの起動設定
- お名前.comの自動アップデートを解除しyumを使い自己管理する
- PHPを5.2.13へアップデート
1、一般作業ユーザーの作成
常にルートで作業することは危険を伴いますので、作業用のユーザーを作成しそれを利用します。
※ルートで作業したい場合は、まず作業用ユーザーでログインしsuでルートへ切り替えます。
コントロールパネル|システム設定|ユーザー|一般アカウント|新規作成
アカウントタイプ : SSH(FTP)
ユーザー名 : snskanri
パスワード : pass1234
ホームディレクトリ : /home/ユーザー名
2、SSHが利用できるようにファイヤーウォールを設定
コントロールパネル|システム設定|セキュリティー|ファイアーウォールよりSSHを許可
3、phpMyAdminのコンパネからの起動設定
コントロールパネル|データーベース|MySQL|起動する|起動
※phpMyAdminのログインURLは、こちら ←クリックして起動を確認して下さい。
4、お名前.comの自動アップデートを解除しyumを使い自己管理する
コントロールパネル|システム設定|セキュリティ|アップデート|変更|アップデートなし(上級者向け)|次へ|変更
この操作により、yumがインストールされ、自由にyumによるインストールやアップデートが可能になりますが、以下の注意事項も認識しておいて下さい。
【注意事項】
コントロールパネルからのアップデートの適用はできません。
コントロールパネル操作に関して弊社サポート対象外となります。
コマンド操作によるアップデートはサポート対象外となります。
この方法に変更後は、自動アップデート、手動アップデートに変更することはできません。
ターミナルアプリを使い、まずユーザsnskanriでログイン、yumにより操作はroot権限が必要なためログイン後にswitch userでrootに切り替えます。
$ su
password : (ルートパスワード)
とりあえず、現在のソフトウエアを最新のものにアップデートするわけですが、その前にproftpdのアップデートで何故かエラーがでるので削除します(ftpdはvsftpdを使うので不要)。
# yum remove proftpd
# yum -y update
PHPのバージョンの確認とhttpdの起動確認
# php -v
PHP 5.1.6 (cli) (built: Sep 1 2009 22:28:56)
Copyright (c) 1997-2006 The PHP Group
Zend Engine v2.1.0, Copyright (c) 1998-2006 Zend Technologies
updateで退避されたphpMyAdminの設定ファイルを復元、Apacheをリスタート
# cd /etc/phpMyAdmin/
# cp config.DIST.inc.php config.inc.php
# /etc/rc.d/init.d/httpd restart
5、PHPを5.2.13へアップデート
# rpm --import http://www.jasonlitka.com/media/RPM-GPG-KEY-jlitka
viでutterramblings.repoファイルの作成
# vi /etc/yum.repos.d/utterramblings.repo
次の内容を保存
[utterramblings]
name=Jason Utter Ramblings Repo
baseurl=http://www.jasonlitka.com/media/EL$releasever/$basearch/
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=http://www.jasonlitka.com/media/RPM-GPG-KEY-jlitka
※enabled=0 を指定することで通常のyum update時には無効、--enablerepo=utterramblings 指定時のみ有効。
php-sqlite2の依存関係でエラーが発生するため削除し、php関係とmysqlのアップデート実行
# yum -y remove php-sqlite2
# yum -y --disableplugin=priorities --enablerepo=utterramblings update php mysql php-mcrypt
APC(アクセラレータ)のインストール
# yum -y --disableplugin=priorities --enablerepo=utterramblings install php-apc
PHPのバージョンの確認とhttpdの起動確認
# php -v
PHP 5.2.13 (cli) (built: Jun 2 2010 16:29:01)
Copyright (c) 1997-2010 The PHP Group
Zend Engine v2.2.0, Copyright (c) 1998-2010 Zend Technologies
# /etc/rc.d/init.d/httpd restart
無事5.2.13へアップデートされました。
最後に vsftpd をインストールしておきます。
# yum -y install vsftpd
# vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf
vsftpd.conf に以下の記述を追加することでユーザは自分のホームディレクトリ以上に上がれなくなります
chroot_local_user=YES
アイドル時のタイムアウトの秒数を600秒に設定
idle_session_timeout=600
パッシブモードで利用したいので以下の3行も追加
pasv_promiscuous=YES
pasv_min_port=30000
pasv_max_port=31999
※何故30000~31999なのかは、お名前デフォ設定でこのポートが開放されているからです、別のポートを割り当てる場合はiptableを設定して下さい。
注意:コンパネのファイアーウォールを設定を使うと、iptableは上書きされ手動の設定は消されます。
vsftpdを起動させ、自動起動設定ON
# /etc/init.d/vsftpd start
# /sbin/chkconfig vsftpd on
※コントロールパネル|システム設定|サービス管理 からも設定可能
※次回はこの環境にOpenPNE3をインストール方法について説明する予定です。